KTタワーの特色とタワーの選定
自立型と支線型の各種タワーは業務通信用アンテナ等のプロフェッショナルな用途に広く利用され、その高い信頼性で多くの支持を得ています。
タワーには支線型と自立型があり、敷地の制約がある場合は自立型、制約の無い場合は建設コストの小さい支線型が有利となります。支線型は山岳,ビルの屋上等、建設が困難な場所に向いています。
タワーの選定に必要な条件は、アンテナの規模と地上高及び環境風速です。
下表はタワーの仕様を示したもので、頂部許容負荷(受風面積)は全国の平均的な風速45m/s(V=30〜34-U)時における一般的なパイプ構造のアンテナを例にしたものです。
頂部の許容負荷と搭載アンテナ
タワーの許容負荷(受風面積)は、タワーの頂部にどの程度の規模のアンテナまで据付可能かを示すものです。
各表の数値はタワー頂部に据付けた場合を仮定したものです。
オプショナル
各種アンテナやそれ以外の据付に関しての標準的な据付具及び特注据付具の対応が可能です。
支持形式 | Model No. |
地上高 mh (全長) |
許容負荷 受風面積 (45m/s) |
Self-Support 自 立 型 |
|||
KT15R〜KT22R | 15〜22 | 3.5〜2.0 u | |
KT20S〜KT25S | 20〜25 | 3.2〜2.5 u | |
KT20SR〜KT28SR | 20〜28 | 4.0〜3.4 u | |
KT20SRB〜KT22SRB | 20〜22 | 4.5〜4.2 u | |
KT35SR〜KT50SR | 33〜50 | 3.6〜2.0 u | |
KT100S系 | 61〜101 | 4.0〜3.0 u | |
Guy-Support 支 線 型 |
|||
KT10N〜KT25NL | (23〜61) | 6.6〜5.3 u | |
KT80GR〜KT200GR | (80〜200) | 18.0〜12.0 u |
★ タワーの構造と設計概要
KTタワーは全て組立キットで、主柱材,ブレス材は全てボルト接合です。構造設計は建築規準法を基に、日本建築学会による『鋼構造設計規準』や米国のEIA規準『RS-222F』に基づいています。
全ての部材は溶融亜鉛メッキを施している為、10年〜30年は錆びません。
その他については、ハム用ページを参照して下さい。